ケンコウコウケン軒

漢方薬膳関連の本が数冊あるので一部抜粋&要約します。

【クラゲ】〜気管支の炎症に。血圧も下げる〜

通常クラゲは貯蔵品を戻して使います。

これは乾燥品というよりはほとんど塩蔵品です。

食塩とみょうばんを擦り付け、浸透圧を利用して水分を侵出させます。

これを戻すには一晩か二晩水を替えながらつけて塩出しする必要があります。

細切りでは簡単に戻せるものもあります。

 

クラゲには体の中の余分な熱を冷まし、腸を潤す作用があります。

そのため、咳、痰、喘息、結核によく、また便秘や足のむくみ、二日酔いに有効です。

 

クロクワイ(北越地方でゴヨ、ゴユと呼ばれるもの)と一緒にスープにして常食すると、咳、痰、便秘に効くほか、肝臓を強くし、血圧を下げる働きをします。

長期間続けて摂取しても副作用がなく、高血圧の方にすすめたいスープです。

 

また、気を巡らし、血行をよくする作用もあり、女性の慢性疲労による衰弱、瘀血症状(血液の滞りによって起こる頭痛やめまい、月経不順など)、帯下を治します。

 

クラゲには血圧を下げる作用がありますが、塩漬けにしてあるものは、よく塩抜きして使わないと血圧降下の効き目がなくなってしまうので注意して下さい。

 

また、胃腸が冷えて弱っている人は、消化が悪いのであまり沢山食べない方がよいでしょう。

 

気管支炎の咳や痰には、クラゲ20gをぬるま湯で戻してきれいに洗い、みじん切りにし、皮をむいたクロクワイ5個と適量の水を加えてとろ火で1時間ぐらい煮たものを、毎日1回食べると効きます。

高血圧には、新鮮なクラゲ100g(干したものは50gを戻して)をみじん切りにし、クロクワイ150gの皮をむいて薄切りにしたものと一緒に適量の水を加えて煮て常食すると効果があります。