ケンコウコウケン軒

漢方薬膳関連の本が数冊あるので一部抜粋&要約します。

【生姜しょうが】〜吐き気の特効薬〜

漢方では、吐き気を抑える特効薬として尊重されています。

欧米にも、13世紀に電播して以来、香辛料として定着しました。

 

薬味としての生姜は、主に魚や肉の臭みを消すのに用いられます。

また、独特の香りで料理に風味を加え、食欲を増進させます。

生姜の辛味成分であるジンゲロンやショウガオールなどは、他の香りの強い野菜の成分同様、優れた殺菌力を持つとともに、吐き気を抑え、食欲を増進させる事が知られています。

 

漢方では、吐き気を止める他に、風邪、鼻づまり、冷え、頭痛、咳、食欲不振などの諸症状に生姜を使います。

生の生姜に対して、乾燥させたものを乾姜と呼びますが、この乾姜にも薬効があります。

体が冷えた時の頭痛や下痢、腰から下半身の痛みに使います。

また、干したぶんだけ、冷えに対する薬理作用が強くなります。

 

痔疾のある人、充血性の眼病の人、できものの出来やすい人は食べすぎないようにして下さい。

 

吐き気には、生の生姜を絞った汁に、熱湯を注いで飲みます。

 

キノコや魚、肉の中毒の場合は、生の生姜の絞り汁を飲みます。

 

生姜3かけ、シソの葉6g、長ネギ1個を用いてスープを作り、熱いうちに飲むと風邪によいです。

 

適量の生姜汁と1個分のナシの絞り汁にハチミツを加え、温めて飲むと咳止めや痰切りによいです。

 

冷えによる下痢には、乾姜3gともち米9gでおもゆを作って飲みます。

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