ケンコウコウケン軒

漢方薬膳関連の本が数冊あるので一部抜粋&要約します。

【小麦コムギ】〜肝機能を養い気力が増す〜

漢方でノイローゼやヒステリー症によく使われる処方に「甘麦大棗湯」があります。

甘草、大棗、小麦の三味から作られている処方です。

この薬は不安感におそわれ、動悸がしたり、夜中に突然泣き出したりするノイローゼ、ヒステリー症にとてもよく効きます。

この処方かたもわかるように小麦は肝機能を養い、気力を増して、精神を安定させる働きにすぐれています。

小麦を常食すると、胃腸を丈夫にし、下痢を止める効果もあります。

 

その他、熱を除き、のどの渇きを止め、体の弱った人の寝汗を治します。

胸のあたりがモヤモヤして不安感がなくならず、不眠、寝汗、口やのどの渇きがあって、熱っぽい状態の時にもよく効きます。

小便の出の悪い人にも有効です。

また、おできなどには外用します。

ただし、薬効を求める場合は小麦粉やパンではあまり効果がないようです。

 

小麦アレルギーの人は注意しましょう。

 

利用法

・小麦15〜30g、甘草10g、大棗5個を煎じて、お茶代わりに飲むと、ヒステリー、精神不安で、おなかのあたりに不安感があり、動悸がしたりする時に有効です。

・小麦45g、黒大豆30g、ムクゲの花30gを煎じて飲むと不眠症に効果があります。

・小麦30gにナツメ10個、竜眼肉15gを加え、水でどろどろに似たものを食べると、昼間の多汗症や精神不安に効果があります。