ケンコウコウケン軒

漢方薬膳関連の本が数冊あるので一部抜粋&要約します。

【昆布こんぶ】〜12の水腫や腫瘍を治す〜

日本では「喜ぶ」に通じるといい、昔から縁起ものとしておめでたい席に欠かせない昆布。

漢方薬の材料としては、昆布丸や昆布散という処方があります。

 

昆布の薬効について、「十二の水腫を治し、腹部の塊を去り、できもの及び甲状腺腫などを治す」とあります。

 

水分代謝がうまくいかずに起こる、むくみなどの種々の症状を治し、おなかに出来たしこりをとり、おできや甲状腺腫を治すというものです。

 

とくに甲状腺腫については、金・元時代の名医が「石のごとく堅くなったものは昆布を用いなければ取り除くことが出来ない」といっているほどです。

 

堅いものを軟らかくする作用が強いため、腫瘍やおできでも、がんこで治りにくく堅くしこったものの治療に使われていて、ガンの食事療法としても注目を集めています。結核にも有効です。

 

近年、昆布の中の種々の成分が水腫、高血圧に効くことがわかってきました。

特に豊富に含まれる褐藻アルギン酸ナトリウムは、降圧作用や血中コレステロールを下げるだけでなく、放射性元素の吸収を減らし、白血病などの予防になることがわかっています。

 

昆布は寒の食べ物なので、冷え性の人は食べすぎないように。

 

生活習慣病の予防には、コンブ水やコンブ酒を。

 

干した昆布の粉末を1日3回、3〜4gずつ1〜3か月服用すると高血圧が改善出来ます。

 

昆布の常食は甲状腺腫に特効。昆布30gとひじき15gを煎じるのもよいでしょう。