ケンコウコウケン軒

漢方薬膳関連の本が数冊あるので一部抜粋&要約します。

食べ物、血液、水の毒を断つ抗菌力【梅ウメうめ】

日本では梅干しが普通ですが、中国では烏梅うばいにします。

烏梅はウメの半熟果をあぶって干したもので漢方薬です。

もうひとつ、薬用で酸梅膏があります。

これは、青梅の種を抜いてから果肉を潰し、布でよくこしたものを数年間寝かせたものです。

 

酸梅膏を少し変形させたものが日本の民間療法で利用される梅肉エキスです。

青梅で傷のないものを選び、陶器のおろし器(金属はいけません)でおろし、ガーゼを数枚重ねたものに包んで強く絞り、青い汁をとります。これを天日かとろ火で蒸乾して水あめ状にしたものです。

 

梅の効用

1番の特徴はたいへん強い抗菌力を持っている事です。

整腸作用も強いので、慢性の下痢、細菌性の下痢、食欲不振、食べ物や薬物の中毒に効果があります。

駆虫作用、咳止め、止血にもすぐれています。

梅肉エキスは、食あたり、下痢、嘔吐、腹痛に使われる他、頭痛の時にこめかみに梅干しを貼る、乗り物酔いに梅干しを口に含む、へそに貼る療法もあります。

 

注意

青梅を生で食べると中毒を起こすかもしれないので食べてはいけません。

 

利用法

食あたり、下痢、嘔吐、腹痛には梅肉エキスを水で薄めて飲むと効きます。

解毒には梅肉エキスを熱湯で薄めて飲む。

下痢止めに烏梅10gを煎じて飲むと効きます。

糖尿病によるのどの渇きに、烏梅を少しいって粉末にしたものを6gぐらい服用するとよいです。

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